2001年に定められたミレニアム開発目標(MDGs)後継の国際目標として、2015年9月の国連サミットで新たに持続可能な開発目標として示されました。
SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)とは
2015年9月の国連総会で193ヶ国が採択した、2030年を達成期限とした国際目標であり、課題解決のための共通言語です。
17のゴール・169のターゲットから構成されており「地球上の誰一人として取り残さないこと」を理念に掲げ
様々な問題・課題の解決に各国政府、市民、企業などが主体となって取り組んでいます。
17の目標 |
ミレニアム開発目標(MDGs)の達成状況をふまえ、気候変動や不平等、 技術革新、持続可能な経済活動、平和と公正などの分野を優先課題として加えています。 17の目標は互いに関連付けられるものが多く、一つの取り組みが複数の目標に寄与します。 |
貧困をなくそう
世界中の、あらゆるかたちの貧困を終わらせる |
飢餓をゼロに
食糧を安定確保し飢餓を終わらせ、栄養状態を改善するとともに、持続可能な農業を進める |
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すべての人に健康と福祉を
あらゆる年齢のすべての人の健康な生活を確保し、福祉を推進して、安心して満足に暮らせるようにする |
質の高い教育をみんなに
だれもが平等に質の高い教育を受けられるようにし、生涯にわたり学習できるようにする |
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ジェンダー平等を実現しよう
すべての女性と少女のエンパワーメントを図り、ジェンダーが平等であるようにする |
安全な水とトイレを世界中に
すべての人々に持続可能な水の使用と衛生設備(トイレ・下水道など)の利用を保障する |
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エネルギーをみんなに そしてクリーンに全ての人が、安くて安定的に発電してくれる持続可能で近代的なエネルギーを使えるようにする |
働きがいも、経済成長も
みんなが参加できる持続可能な経済成長を進め、全ての人が働きがいのある人間らしい仕事ができるようにする |
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産業と技術革新の基盤をつくろう
災害に強いインフラをつくり、みんなが参加できる持続可能な産業化を進め、新しい技術を生み出しやすくする |
人と国の不平等をなくそう
国内及び国家間の格差と不平等を減らす |
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住み続けられるまちづくりを
町や人々が住んでいるところを、誰もが受け入れられ、安全で災害に強く、持続可能な場所にする |
つくる責任、つかう責任
持続可能な消費と生涯のパターンをつくりだし、廃棄物を減らし循環型の暮らしを促進する |
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気候変動に具体的な対策を
気候変動とその影響に立ち向かうため、すぐに行動を起こす |
海の豊かさを守ろう
海洋と海洋資源を守り、海の汚染を減らし、持続可能な利用を促進する |
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陸の豊かさも守ろう
陸の生態系を保護し、持続可能な利用を進め、森林をきちんと管理し、砂漠化、土地の劣化、生物多様性が失われることを防ぐ |
平和と公正をすべての人に
平和でみんなが参加できる社会をつくり、すべての人が司法を利用でき、あらゆるレベルで、効果的で説明責任がある行政を実現する |
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パートナーシップで目標を達成しよう
2030年までに目標を達成するために、連携し合いながら必要な行動を強化し、協働していく |
関青年会議所メンバーの取り組み |
青年経済人として、一市民として責任感をもち、日々社業や 個人的なSDGsの取り組みを行っているメンバーの紹介をします。 |
大野 善生 | Barista Evangelist | |||||
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バリスタとしての私が取り組むのは、コーヒーの2050年問題を始めとするコーヒーにまつわる問題の解決に取り組むことです。
【コーヒーの2050年問題とは?】 【問題点】 ○ダイレクトに先物取引 ○コーヒーの仕事に携わる人だけでなく、周りを巻き込んで大きな流れを |
浦田 悠宇 | 株式会社ウラタ薬局 | |||||
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○漢方の材料となる生薬の価格高騰が環境の悪化によって続いています。生息域が温暖化により変わり、森林などの破壊によって植物がそだたなくなっているためです。
○ピンクペイント運動(三輪塗装様と協働)に協力し乳がん検診への協力 ○生薬の価格が維持され、少しでも多くの方の病気を癒すことをこれからも継続できればと考えています。 |
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佐藤 孝昭 | 株式会社オートライン | |||||
近年高齢者のブレーキ踏み間違い、認知の遅れから凄惨な事故が多発しています。 またいずれ高齢者の方々は免許を返納しますが、私たちの関市では車は必要不可欠な存在です。 地方の高齢者が安心して免許を手放せる時代になるために、今後活躍するのが自動運転の車です。これから自動車の整備が大きく変わろうとしています。自動ブレーキ搭載の車が増えていく中従来のやり方だけで整備をするだけでは安心して整備が終わった車に乗っていただけません。そのため、今年から特定整備事業者という新たな認証工場の認定が必要になりました。 地方の交通弱者をなくしたい、不便なく関市に住み続けてほしい。 今後普及していく自動運転技術が搭載された車の整備にも対応し、新しい情報・技術に遅れを取ることなく、整備した車を安心してのっていただけるよう、また普及の一助となる社業を未来に向かって目指していきます。 ○特定整備事業者の認証を取得し、自動ブレーキ搭載車両の整備が可能な設備を整えました ○地方と都市との交通の利便性格差是正を今後の課題として取り入れる ○交通事故の減少は、住み続けられるまちに必要不可欠 |
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多田 幸泰 | 多田化成工業有限会社 | |||||
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○ペーパーレス化(様々な資料のデータ化) 納品書や請求書、普段使う紙資料を順次データ化し資源の節約 ○プラスチックの再利用 製品製造時に出る廃材を提携業者を通じて再生材として活用 再生化できない材料は焼却処分している点が課題 ○再生材や代替材料の提案 ○OEMだけでなく、自社商品の開発 ○プラスチックのリサイクル事業展開 ○今ある既存のプラスチック製品を紙で作る取り組み・既存の機械で作ることができる→新たな設備投資最小化 ○紙業メーカーが近く(美濃市)開発をスムーズに行える ○様々な商品への応用が可能 |
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小澤 彰宏 | 小沢刃物株式会社 | |||||
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社員が高いモラルとモチベーションを持ち、能動的に仕事に取り組める環境を整えることが、重要な課題であると考えています。 ○充実な生活、質の高い仕事を生み、やりがいのある仕事が、人生の満足度を高めることができる。 ○社員が心身ともに健康で過ごすことができるよう、予防対策から復帰まで、きめ細かい健康管理対応を心がける。 ○仕事で成果を上げるためには、しっかりと休養し、次の仕事への英気を養うことが欠かせません。 ○新しいアイディアを生み出すためにも、休暇の取得を推進しています。 ○使わなくなった、現在使用していない刃物の回収を実施。 ○刃物の原材料や廃棄物処理方法において、環境に配慮することをに注力した生産活動。 ○太陽光発電などによるクリーンエネルギーを効率よく使用。 ○社用車(ガソリン車)から排出されるCO2を削減し、気候変動に対して、そして自然に対する豊かさを担保する。 ○業務に関わるすべての工程で環境に配慮した活動計画を定め、地球環境に優しい企業を目指す。 ○地域の清掃活動の実施。 |
新海 宏太 | 株式会社しんかい | |||||
○扱うことが難しい機材を使うことや、激しい運動ではなく誰でも気軽に体操を通して健康になっていただくことを目的として、体操教室を運営。 ○高齢化社会の中で、身体機能の維持を目的とした新しいプラグラムを考案。 ○若い方の健康意識が非常に高いため、運動量の多いプログラムにも対応。 ○健康を意識したアクティブシニアが増えることで高齢化時代でもまちが活気を失わないようになればよいと考える。 |
森 有生 | ||||||
伸和建設では高性能な住宅を提供する事により、4つのゴールを掲げます。 標準的な建物の仕様をZEH基準が最低基準とし、再生可能エネルギーも含めたトータル提案を致します。 また、建物を高性能化することにより使用エネルギーの削減に努め、耐震等級3の取得や県産材檜の使用、BELS評価の標準化にも取り組むことでお客様に新しい選択肢を提案していきます。 つくってしまってからの後悔が無く、長く快適に住むことができる住宅をこの先も持続的に供給していきます。伸和建設では性別に関係なく人材の採用をしています。 また、その人が置かれている立場、状況にも出来る限り寄り添い、より働き易い勤務時間や環境を提供していきます。 残業の抑制、有給休暇取得率の向上、昇給システムの明確化にも積極的に取り組み、社員一人ひとりが当事者となり働きがいや経済成長を感じられる企業にします。 |
田中 雄貴 | 義春刃物株式会社 | |||||
○全員正社員雇用を実現 性別、家庭環境、ハンディに関わらず全員正社員制度貫いています。 ○最長70際までの再雇用制度 60歳定年後、会社全体の活性化と生産性向上を目的として、70歳まで健康でいきいきと働くことができる仕組みづくりを推進しています。 ○管理職に女性社員を採用 女性社員のやる気、会社への貢献度向上を期待し、女性も管理職を務めていただいています。 ○事業継続力強化計画を策定し認定をいただきました 中小企業経営強化法第50条第1項に基づき申請していた「事業継続力強化計画」について経済産業省より認定をいただきました。 コロナや多様な自然災害が想定される中で、従業員の人名を守るだけではなく、雇用をしっかりと維持し、従業員とその家族の生活を守ります。 ○工場見学、職場体験の受け入れ 毎年、関市内の小学校が授業の一環として工場見学、職場体験に訪れ実際の製造現場を見学・体験、ワークショップを通して教育現場との連携を強化します。・実際にSDGsやその取り組みについて考えると、長年会社が行ってきた取り組みの中にSDGsだと言っていい取り組みが多く有ることに気づくことができました。SDGsという言葉を使用していないだけであって、普段から会社のため、従業員のため、その家族のため、地域の子どもたちのためにと活動してきたことの多くがSDGsと言えると思いました。 ○今後は企業としてSDGsの取り組みを行っているとしっかりと発信していくことで、企業のイメージや、従業員の働きがい向上に繋がっていくことに期待しています。 |
丹羽 智彦 | 株式会社はりせいクリーニング | |||||
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○クリーニング業はドライクリーニングを行える唯一の業種です。 ドライクリーニングは水を使わず、クリーニング用の溶剤を使って洗浄します。 この溶剤は使用後、ろ過・蒸留を行い再使用できる仕組みを自社工場内で確立しており 汚れた溶剤を排出せず、水や空気を汚さないようにしています。 ○プラスチック製品であるハンガーを回収させていただいています。 不要になったハンガーを店舗などで回収し、洗浄もしくは提携業者に再整形していただき、きれいな状態で再びお客様のもとへお品物とともに届くようにしています。 ○配達用の社用車は電気自動車を採用し、化石燃料の消費を削減するとともにCO2・コスト削減に取り組んでいます。 ○15年以上前より店舗を管轄する管理職を女性の従業員にお願いしており、性別に関わらず協力する仕組みづくりを推進しています。 ○環境負担を極力減らすため、洗剤選定は原材料が適正な生産をされているか確認し、のりは天然成分由来のものを採用しています。 ○多くの個人、企業、行政が取り組みの大小に関わらず、同じ方向性を持つことが重要であり、SDGsは最適な共通価値・言語になります。 ○誰でも取り組めるから、誰一人取り残さないということを踏まえて、自分にできることから取り組むことが大事だと思います。 |
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3分で解るSDGs動画
誰でも今すぐできるアクション・ガイド
レベル1:ソファに寝たままできること
☆使ってない家電・照明の電源をこまめに切る
☆ソーシャルメディアでSDGsに関することをシェアする
☆持続可能で環境に優しい取り組みをしている企業の商品・サービスを買う
レベル2:家にいてもできること
☆食べきれない時は早めに冷凍する
☆紙やプラスチック、ガラス、アルミ等資源のリサイクル
☆古い家電を省エネ家電に切り替える
レベル3:家の外でできること
☆買い物はなるべく地元でする
☆マイバックを持参する
☆使わないものは寄付する
レベル4:職場でできること
☆同一の労働に対して同一の賃金を支持する
☆職場で差別があれば声をあげる
☆職場のリサイクルを推進する
などなど、まずは無理せず取り組めることから始めましょう!
こちらのリンクから全文を御覧ください