社会開発委員会事業計画書 |
日本の多くの地域で、急速な人口減少が大きな課題となっています。経済的要因や価値観の変化、社会構造の変動などが複雑に絡み合い、若者の結婚や出産に対する意識の低下が顕著です。かつては職場や地域社会で異性との自然な出会いがありましたが、現代では個人主義の進展やSNSの普及、忙しい日常生活が原因で、リアルな交流の機会が減少しています。このような背景から、結婚や恋愛に対する関心が薄れ、少子化が進行しています。さらに、若者の間では仕事や自己実現が優先され、経済的不安や育児の負担が結婚や子育てをためらう要因となっています。こうした現状に対応し、関市が愛する我が子やかけがえのない家族が住む大切なまちとして多くの若者に愛され、持続的な地域発展を目指すには、地域の人口維持や関係人口の強化が不可欠です。
社会開発委員会では、地域の人口減少問題に焦点を当て、中長期的な視点を持ちながら、まずは関市の発展を願う若者を増やすための第一歩として、さまざまな事業を展開します。
まず3月には、関青年会議所として新規会員の獲得を目指した会員拡大の事業を実施します。知り合いを勧誘する従来の方法では対象が限定されるうえ、モチベーションの低い会員が増えるリスクがあります。その結果事業への参加が低調となり、持続的な活動が困難になる可能性が懸念されます。そこで、青年会議所の特性や理念を明確にし、ターゲットを具体的に設定することで地域社会に貢献する意欲の高い人材を的確に集められるようにします。
また、10月例会では関市のまちの繁栄を心から願い、当事者意識を持って行動する青年を増やすことを目的とした事業を実施します。そのような青年を増やすためには、関市で家族と共に暮らし続けたいという思いを育むことが不可欠です。そこで本事業では、男女が協力しながら活動を通じて自然に関わり合える場を提供し、相互理解を深めるきっかけを創出します。男女が一緒にプロジェクト活動に取り組み、共通の目標に向かって力を合わせる機会を設け、信頼関係を築く経験を通じて、単なる会話を超えた深い人間関係を育み、将来に対する前向きなイメージを形成することを目指します。大切な人が生活する関市だからこそ、まちに愛着を持って能動的に行動したいと思う人を一人でも増やします。
本年度、社会開発委員会は、メンバーの皆様からいただくご意見を反映しながら、全員で力を合わせて事業に取り組みます。関市に住む青年一人ひとりが「まちを想う存在」となれるよう、全力を尽くします。1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
【事業計画】
事業名 | 内容(目的・方法等) |
会員拡大に関わる事業 | 新規会員の獲得を目指した事業 |
10月例会 | 関市の若者に対する事業 |